商品や会社のブランド力を高めるには、「ロゴ作り」が非常に重要な作業となります。より良いロゴを作成すると多くの方の注目を集められるため、デザインのコツを意識して作成する必要があります。そこで今回は、ロゴを作成する際に注意すべきポイントや考え方などを解説します。キャッチコピーを考えるのと同じように、ロゴ作成も非常に重要な作業になるため、作成方法についてもきちんと理解していきましょう。
目次
1.ロゴ作成で注意するべき2つのポイント
ロゴを作成する際は、いくつか注意すべきポイントを理解して作成する必要があります。魅力のあるロゴを作成しても需要がない、または使用できないケースがあります。ロゴを作成する際の注意すべきポイントはいくつかありますが、ここでは2つのポイントに絞り意識すべきことを解説します。
【ポイント1】著作権侵害していないか、商用利用はできるか
まずは、作成したロゴが著作権を侵害していないかの確認が必要です。著作権を侵害している場合、商用利用はできないため、ロゴの作成費が無駄になる可能性があります。盗作でなくても、似ているロゴを作ってしまうと商用利用ができません。ロゴを作成する際は、著作権を侵害していないかなどのライセンスを意識して作成しなければなりません。著作権を侵害するロゴを作成した場合は、大きなトラブルになります。ライセンスの確認は手間がかかりますが、大きなトラブルを避けるためにも似たデザインがないかを事前に調べておくことが重要です。商標登録されているロゴをご自身で調べられない場合は、制作会社に依頼するのが望ましいです。制作会社に依頼すると、商標登録とロゴ作成を同時に行ってくれる業者も存在します。単体で商標登録を依頼するよりも、ロゴ作成と同時に依頼したほうが安くなる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
【ポイント2】見づらいデザインになっていないか
視認性の低いロゴは、見づらいデザインになり評判が悪くなります。とくに文字の大きさや色などを意識する必要があり、誰でもわかりやすいロゴを作成しないとロゴの魅力度は下がります。見やすいロゴを作成するには、シンプルさを意識するとよいでしょう。シンプルなデザインは多くの方に好まれる傾向にあり、適度な大きさで色数を減らすとうまく作成できます。また、ロゴのデザインは提供する場所に応じて変えなければいけません。なぜなら、インパクト重視なのかメッセージ性を伝えたいかなどにより、作成方法が異なるためです。ロゴの効果を考えて作成すると、状況に応じたデザインを作成しやすいでしょう。見やすいデザインを作成することに加えて、誰に向けて作成するロゴであるかも重要です。ターゲットが明確でないとせっかくかっこいいロゴを作成しても、顧客の層にあわない可能性があります。ロゴを見てもらいたい方が女性か男性かによっても、色や大きさ、フォント、画像など意識すべきことが異なります。どのような方に見てもらいたいかなどは、ロゴを作成する前に決めておきましょう。
2.ロゴ作成をする際のコツ
コツを意識すると、ロゴ作成はそれほど難しくはありません。制作会社に作成を依頼する方法もありますが、自分でもロゴを作成することは可能です。魅力のロゴを作成するためにも、ロゴ作成のコツを6つ紹介します。
2-1.情報を詰め込みすぎない
ロゴを作成する際は、情報を詰め込みすぎないようにしましょう。テーマをひとつに絞ったら、その内容に応じたロゴを作成するのが望ましいです。多くの情報を詰め込みすぎると、ロゴの意図を理解できずに何を伝えたいかがわからなくなります。また、情報を詰め込みすぎると見た目の印象が悪くなります。かっこいいロゴはシンプルなデザインが多く、見た目がごちゃごちゃしているロゴはあまり好まれません。ロゴを見た方にきちんと情報が伝わるように、テーマを絞ることが重要です。単にかっこよさを重視して作成すると、メッセージ性のないロゴになってしまい失敗する可能性が高いです。よくある失敗として、トレンドを取り入れすぎて情報が多くなることがあります。トレンドは一時的には人気になるかもしれませんが、時代が経つと需要はなくなります。時代の流れとともに、ロゴのトレンドが変わる可能性があるため、将来的にロゴの需要が変わらないデザインで作成する必要があります。
2-2.色の効果を上手に使う
ロゴを作成する際は、色の効果を上手に使う必要があります。ロゴの色を意識するだけで、同じデザインでも雰囲気はまったく異なります。伝えたいメッセージに応じて配色を変えると、与える印象をポジティブに変えられます。配色を意識する際は、多くの色を使用しないことがポイントです。色をたくさん使用すると、どこを強調したいのかがわからずに煩雑なロゴになってしまいます。そのため、配色を決めるときはベースの色と、メインのカラーのバランスを考えて選びましょう。企業が作成するロゴは、業種に適するカラーを意識して作成します。たとえば、学習塾のロゴのカラーは、白や水色などで作成されることが多いです。白色や水色は、安心感や知的な色と認識されているため、学習塾のイメージカラーとして認識されています。業界により適した配色があるため、作成したい業種のロゴの配色を確認しておきましょう。業種でのイメージカラーも重要ですが、ご自身の会社のイメージカラーも取り入れるようにしましょう。ロゴは会社の顔でもあるため、会社のイメージカラーを取り入れておくと、見た方がどの会社のものかを認識しやすくなります。
2-3.用途を想定したデザインにする
用途を想定したうえで、ロゴのデザインを作成しましょう。使用用途を事前に決めておかないと、ロゴを作成しても上手く活用できないことがあります。たとえば、配色にこだわったデザインで作成をしても、モノクロ印刷で作成した場合は仕上がりがよくない場合があります。また、アイコンやファビコン、ホームページのロゴなどの使用用途などを決めておくことも重要です。なぜなら、それぞれの使用用途でロゴの適切なサイズが異なるからです。適切なサイズでないロゴは見栄えが悪くなり、もう一度作り直さなければいけないことがあります。作り直しの手間を省くためにも、デザインを作成する前に使用用途を想定して、サイズやカラーを決めておくのが望ましいです。
2-4.企業や事業のコンセプトを反映させる
企業や事業のコンセプトを明確に反映させたロゴを作成しましょう。プロのデザイナーに依頼すると企業のコンセプトを相談できるため、目的に応じたデザインのロゴを作成できます。ロゴを見ただけで会社の経営理念や、未来への展望などがわかるデザインで作成をするのが望ましいです。現在の段階で、企業や事業のコンセプトが明確に決まっていない場合でも問題はありません。もし会社のコンセプトがまだ決まっていない場合は、独自性のあるロゴを作成することを意識してください。独自性のあるロゴを作成することで、他者と差別化を図れるためインパクトを残せます。独自性がなく、世間に出回っているロゴを真似して作成するのはよくありません。世間に数多くあるようなロゴを作成しても、ほかの企業とかぶってしまい魅力が半減します。インパクトのあるロゴを作成するには、ほかの企業が真似できない唯一無二のデザインで作成する必要があります。独自性やコンセプトを反映するには、細かな点を意識して作らなければいけません。たとえば、育児を行う主婦をターゲットとした場合は、丸みのあるフォントを使うと好印象になります。
2-5.モノクロでも認識可能なデザインにする
ロゴを作成する際は、モノクロでも問題ないデザインを考えるとよいでしょう。カラーコピーを対象とするロゴを作成した場合でも、ほかの方がモノクロ印刷で印刷するケースがあります。よいデザインのロゴは、モノクロでもかっこよく見えるデザインが多いです。
モノクロ印刷でもかっこよく見えるように、配色のバランスに気をつける必要があります。同色で塗りつぶしたロゴをモノクロで印刷した際、黒く塗りつぶされて上手く印刷できない場合があるため注意が必要です。モノクロ印刷を行う予定がなくても、誰かにモノクロ印刷されることを想定してロゴを作成するのが望ましいです。
2-6.ユニバーサルデザインを意識する
ユニバーサルデザインを意識したデザインは、魅力の高いロゴといえます。ユニバーサルデザインとは、すべての人のために向けてデザインを行う考え方のことです。ユニバーサルデザインを作成する際は、わかりやすいロゴを意識するとうまく作成できます。年齢や性別だけでなく、国籍や世代を超えて誰でも認識できるロゴを作成するのが望ましいです。
ユニバーサルデザインのロゴを作成する際は、絵文字などをうまく活用するとよいでしょう。絵文字は見ただけでだれでも意味がわかるため、言葉を書く必要がありません。非常階段のマークやビックリマーク、クエスチョンマークなどは、わかりやすい絵文字としてロゴによく使用されます。絵文字を上手く活用することでロゴの意味をすぐに理解してもらえるため、需要が高く記憶にも残りやすくするためにも、多くの方を対象としてデザインを作成しましょう。
3.ロゴ作成は制作会社に依頼するのがおすすめ
ロゴを作成する際は、制作会社に依頼するのがおすすめです。ロゴは無料のアプリやソフトを使うことで、業者に依頼しなくてもご自身で作成できますが、注意点を理解して制作しないとロゴを使用できない場合があります。
ロゴを使用できなかった場合は、改めて作り直さなければいけない場合があり、時間とコストが余計にかかってしまいます。かっこいいデザインで作成したとしても、似たようなデザインがすでに使用されている場合は、新しく作ったロゴは使用できません。
また、ロゴのトレンドは時代により変化します。今は人気があって注目されているロゴも、数年後には異なるデザインが流行る可能性があることから、長期的に好まれるロゴを作成することが大切です。長期的に需要のあるデザインを考えるには、プロのデザイナーにロゴ制作を依頼するのがおすすめです。
近年はロゴを無料で作成できるアプリが普及していますが、著作権の問題や類似したデザインの普及により、大きなトラブルになる可能性が増えているのも事実です。第三者のデザインと似ているかどうかの確認など、不安に感じている方は制作会社にロゴを作成してもらうのがおすすめです。ロゴを依頼する方法は、制作会社や直接デザイナーに委託する方法などさまざまあります。
ロゴを制作会社などに依頼すると、デザイン費の相場はおよそ3万円~10万かかります。ロゴを作成する費用はデザイン料だけでなく、修正費や商標登録費なども別途必要であるため、少し予算を多めに想定しておくとよいでしょう。商標登録費用はおよそ10万~15万円するため、商標登録を検討している方は追加で費用を用意してください。これらの費用は業者により異なるため、事前にどのくらいの費用が必要かを確認しておくのが望ましいです。
制作会社をひとつに絞るのではなく、いくつかの業者を比較してご自身の希望のロゴを作成してくれるところを探しましょう。
4.まとめと案内
今回は、ロゴを作成する際の注意点やポイントについて解説しました。デザインのコツや考え方を理解できると、それほどロゴ作成は難しくありません。しかし、上記の内容を理解していたとしても、ロゴ作成は制作会社に依頼するのがよいでしょう。制作会社に依頼すると、その会社の特徴や強みを活かしたロゴを作成してくれます。これからロゴを作成しようと考えている方は、ご自身の希望のロゴを作成してくれる良心的な制作会社を探しましょう。
七月設計は、ロゴデザインにおいて革新とクオリティの両立をお約束します。私たちのプロフェッショナルなデザイナーたちは、クライアントのブランドの核心を捉え、その独自性とビジョンを表現するために、創造性と熟練の技術を駆使します。
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また、私たちは柔軟性とコミュニケーションを重視し、クライアントとの緊密な協力関係を築きながら、デザインの進行を確実にしていきます。最終的なロゴデザインは、クライアントの期待を超え、そのブランドの強みを最大限に引き出すことを約束します。
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