躯体図とは?躯体図の重要性や種類、見方をわかりやすく解説
目次 1.躯体図とは? 2.躯体図の重要性 3.躯体図の種類 4.躯体図の見方 5.図面作成案内 「躯体図(くたいず)」の重要性についてご存じでしょうか。躯体図は、建築物の構造を書くために重要な役割を果たします。躯体図にもいくつ種類があり、読めるようになるには基礎を理解する...
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当社では、建築図面作成業務を提供しております。建築設計図、施工図、そして工事監理用図面まで、幅広い図面作成に対応しています。すべての図面は、経験豊富な建築士によって作成されており、高い品質と正確さを保証しています。お客様のニーズに合わせて、柔軟に対応し、建物の設計から完成までのプロセスをスムーズにサポートいたします。
弊社は以下の施工図作成業務を受け付けています。
■躯体図(RC造り):基礎伏図、各階床伏せ図、断面図、矩計図
■建築意匠図(あらゆる構造):配置図、付近見取り図、平面図、平面詳細図、間取り図、立面図、天井伏せ図、矩計図、展開図
■施工監理用の図面:総合仮設計画図、土留図、道路申請用図面など
作図用ソフト:AutoCAD 納品データ:PDF、DWG/JWW
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※案件の複雑さに応じて金額が変動いたします。資料をご確認いただいた後、詳細な金額をご提出いたします。
1.基礎伏図
建物の基礎部分の構造や寸法を図面に表現します。基礎の形状や配筋、地盤との関係などが明確に示されます。
2. 各階床伏せ図
各階の床の構造や寸法を図面に示します。床の厚さ、梁の寸法、被りの寸法などが記載されます。
3. 断面図
建物の断面を図面に描きます。建物の高さ、壁や柱の断面形状、階高などが示され、構造の安定性や耐力の確保が考慮されます。
4. 矩計図
建物の梁や柱の矩計を図面に示します。構造部材の矩計とは、その部材が受ける力に対する抵抗力や強度を表す値であり、建物の安全性を確保するために重要です。
各種図面の作成にあたっての注意事項を以下に示します:
1. 配置図:
- オブジェクトや家具の配置を明確に示すこと。
- スケールを正確に保つこと。
2. 付近見取り図:
- 建物や地形の周辺状況を詳細に描写すること。
- 道路や隣接する建物の位置関係を示すこと。
3. 平面図:
- 建物の平面配置を正確に表現すること。
- 部屋の用途や寸法を明確に記載すること。
4. 平面詳細図:
- 各部屋やエリアの詳細を示し、ドアや窓の位置、サイズ、種類などを明確にすること。
5. 間取り図:
- 各部屋の用途や面積を明確に示すこと。
- 部屋の接続関係や通路の配置を明確にすること。
6. 立面図:
- 建物の立面を正確に描写し、高さや窓の配置、外装などを明確にすること。
- 立体感を表現するために適切な視点を選択すること。
7. 天井伏せ図:
- 天井の構造や仕上げを明確に示すこと。
- 照明や空調の配置、配管などの重要な要素を記載すること。
8. 矩計図:
- 土地の測量結果を正確に示し、各境界や区画の位置を明確にすること。
- 地形や障害物など重要な特徴を記載すること。
9. 展開図:
- 特定の構造物や装置の展開図を正確に描写すること。
- 各部品や接合部の配置や寸法を明確にすること。
以下はそれぞれの図面の作成要点です:
1. 総合仮設計画図:
- 建設現場全体の仮設計画を包括的に示すこと。
- 地盤状況や周辺環境、アクセス経路なども含め、総合的な視点で描写すること。
2. 土留図:
- 土砂の移動や崩壊を防ぐための土留設備や構造物の配置を示すこと。
- 土留の種類や規模、材料、設計条件などを適切に記載すること。
- 土壁や護岸などの構造物の設計や寸法、支持方法を明確にすること。
3. 道路申請用図面:
- 道路の計画や設計に関する情報を包括的に示すこと。
- 道路の幅員、勾配、曲線半径などの設計基準に適合するように表現すること。
- 交差点や歩道、標識や信号機の配置、排水設備なども明確に描写すること。
- 道路法や地方自治体の規制に適合するよう、必要な手続きや情報を含めること。
これらの図面は、建設プロジェクトにおいて重要な役割を果たすため、正確性と明確性を重視して作成することが不可欠です。