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躯体図とは?躯体図の重要性や種類、見方をわかりやすく解説

更新日:5月22日

目次


「躯体図(くたいず)」の重要性についてご存じでしょうか。躯体図は、建築物の構造を書くために重要な役割を果たします。躯体図にもいくつ種類があり、読めるようになるには基礎を理解する必要があります。そこで今回は、躯体図の重要性や種類について解説します。施工図を正確に作成するためにも、躯体図の見方を確認しましょう。


1.躯体図とは?                   

躯体図は、施工図を正確に作成するためには必要不可欠な図面です。躯体図は建築物の構造を書いた図面のことであり、躯体図を書くことで基礎ぐい、柱や壁などをより詳細に表すことが可能です。躯体図を書くと構造物を記号などで表せるため、建造物の位置や大きさなどをより明確にイメージできるようになります。


2.躯体図の重要性                  

建築を行う際は、躯体図が非常に重要な役割を果たします。地震や台風などの影響を受けずに建築物の耐久性を高めるには、土台作りが重要です。躯体図はひとつの情報だけでなく、細かな情報を詳細に表せるため、耐久性の高い建築物を建築できます。また、梁の長さや高さ、ボルトや人通口の状態、柱や土台の正確な情報を書くことで精密な作業が可能になります。躯体図は見方を知らないと、何を書き示しているかを理解できません。したがって、躯体図の見方を知るには、躯体図の種類を知ることが重要であるといえます。


3.躯体図の種類                   

躯体図にも種類がいくつかあり、それぞれの特徴を理解すると躯体図の概要がつかめるでしょう。ここでは5つの躯体図の種類について解説します。


杭伏図

杭伏図は、杭の種類や打ち込んだ場所、杭の深さなどを正確に示します。杭の状態に関する情報を正確に示すことで、建築物の重要な骨組みの状態を把握できます。建築物の基盤となる部分のため非常に重要です。

杭伏せ図

 

基礎伏図

基礎伏図は、ボルトや人通口、基礎などの状態を示します。多くの場合は、基礎の配置などについて書きます。

基礎伏図
 

床伏図

床伏図は、床の状態を明確に示します。構造物の階層により、床伏図の状態がまったく異なることがあります。1階の床面は簡単な基礎や柱、土台などをベースとして書きます。2階の床面は、大梁や小梁など柱のある位置などを書きます。ベースとなる床面だけでなく、補強した部分などの詳細な情報も書きます。

床伏せ図
 

見上図

見上図は、天井の状態を明確に示す図面です。見上図は床伏図と関連性があり、1階の見上図と2階の床伏図は同じ状態を指し示します。使い方によっては同じことを示している場合があります。

見上図
 

躯体断面図

躯体断面図は建築物の真横から書くため、柱の長さなどの情報をより明確に示せます。見上図や床伏図は上下からの情報しか書けませんが、躯体断面図は異なる角度からの情報を書けます。躯体図を書く場合は、躯体断面図だけでなく見上図や床伏図を組み合わせることが重要です。それぞれの図面を組み合わせることで、建築物の立体的な構造を理解できるようになります。

基礎断面図


4.躯体図の見方                   

躯体図を見るうえでは、記号や数字、アルファベットを読み取る必要があります。それぞれの符号を正確に読み取れないと、躯体図に何が書かれているかを明確に理解できません。躯体図に書かれる躯体符号についていくつか解説します。

躯体図符号

梁符号

梁符号は梁の高さや幅、上階基準線までの長さ、種類などを表します。梁符号は4つの空間に分けて書き、梁の正確な情報を示します。記号の上側には梁の幅、下側には梁成、左側には梁記号、右側には上階基準線を書きます。


開口符号

開口符号は開口の有効な高さや種類、大きさなどを表します。開口符号は3つの空間に分けて書き、開口部分の正確な情報を示します。扉などの外側の部分のことを開口といい、ドアや窓、玄関などを設計する際には開口符号が必要です。開口符号の上側には開口の寸法、下側には開口の高さ、中央の開口符号には種類を示します。開口符号は丸の記号を使用することが多いですが、図面作成者により四角で示すことがあります。開口符号も4つで示すこともあるため、どのような開口符号を使用するかは図面作成者により異なります。


スラブ符号

スラブ符号は、スラブの厚さや種類、上階基準線までの高さを表します。スラブは、コンクリートや鉄筋などの正確な情報を示します。スラブ符号は3つの空間に分けて書き、右側には上階基準までの高さ、右下側には床の厚さ、左側にはスラブの種類を書きます。スラブ符号は、鉄筋やコンクリートで造られている建築物には必要不可欠な符号です。


5.図面作成案内                   

今回は、躯体図の重要性や種類などを解説しました。躯体図の種類や見方を知ることで、躯体図の重要性が理解できます。建築物を設計するためには、骨組みとなる部分をきちんと計算しなければいけません。躯体図を上手く利用しないと、耐久性のある建築物を設計するのは難しいでしょう。建物の情報を正確に知るためにも、躯体図の重要性を理解してください。


弊社では、コンクリート構造に関する各種躯体図の作成業務を承っております。以下にサービスの要点を紹介いたします。

 

 1. 多様な躯体図の作成対応

弊社では、以下のような多種多様な躯体図の作成に対応しております。

- 杭伏せ図: 杭の配置や深さなどを詳細に示します。

- 基礎伏図: 建物の基礎部分の構造を明確に表現します。

- 床伏せ図: 各階の床構造を正確に描きます。

- 断面図: 建物の断面を示し、内部構造を可視化します。

 

 2. 経験豊富な建築士による作図

弊社の作図業務は、経験豊富な建築士が担当しております。高度な専門知識と実務経験を活かし、正確で信頼性の高い図面を提供いたします。

 

 3. 先端CADソフトによる作成

最新のCADソフトを活用して、効率的かつ高品質な図面作成を実現しております。

- AutoCAD: 広く使用されている汎用性の高いCADソフトでの作図が可能です。

- Revit: BIM(Building Information Modeling)対応の先進的なソフトで、3Dモデルを駆使した詳細な設計が可能です。

 

 お問い合わせ

弊社のコンクリート構造の躯体図作成サービスについて、詳しい情報やご依頼はお気軽にお問い合わせください。皆様のプロジェクトに最適な図面作成を提供し、成功に貢献いたします。









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