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手描きパースの書き方

更新日:2023年11月17日


目次


手描きのパースを作成する際は、以下の手順が一般的です。


1. 基本的な構造の把握                              


建物や物体の基本的な構造や形状を理解することが最初のステップです。プランや断面図などの基本的な設計図面を参照し、建築物や景観物の特徴や寸法を把握します。

以下は仕上げの具体的な手順です。

1. プランや断面図の解析:

プラン図: 建物の上から見た平面図。各階の配置や部屋の配置が示されています。

断面図: 建物を垂直に切り取った図。建物の高さや各階の仕組みがわかります。

2. 建物や物体の形状理解:

プランや断面図を元に、建物の外観や形状をイメージします。

主要な要素として、建物の高さ、幅、奥行き、窓や扉の配置、屋根形状などを確認します。

3. 寸法の把握:

各部分の寸法や比率を確認します。例えば、建物の高さが何メートルか、窓の大きさや階ごとの高さなど。

これによって、描く対象のスケール感を理解しやすくなります。

4. 環境や周辺地域の理解:

建物が存在する環境や周辺地域も考慮します。周りの景観や他の建物の配置が手描きパースに影響を与える可能性があります。

道路や植栽、隣接する建物など、周辺の要素を確認します。

5. 材料と質感の予測:

建物の外観材料や質感を予測します。これは手描きパースにおいて、影や光の表現に影響を与えます。

例えば、コンクリート、木材、ガラスなど、各材料の特徴を考慮します。

6. 構造要素の理解:

建物の構造要素やデザインのポイントを把握します。これは建物の特徴やアクセントになる部分を意味します。

アーチ、柱、バルコニーなど、特徴的な要素を確認し、描写の際に強調します。


これらのステップを丁寧に進めることで、建築物や景観物の基本的な構造や形状を深く理解し、手描きパースの制作においてよりリアルかつ魅力的な表現が可能になります。


2. 構図の決定                              

パースの構図は描画する対象物や空間の印象を左右します。どの角度や視点から描くか、どの部分を強調するかを決定します。これによって描画する際の焦点や奥行きが変わります。

1. 適切な視点の選定:

描画する対象物や建物によって、最適な視点を選びます。例えば、建物全体を強調したい場合は正面から、高層ビルの高さを強調するならば下から上に見上げるような視点が適しています。

2. 焦点の設定:

描画の焦点を明確に設定します。これは視点が置かれる中心部分であり、強調したい要素や特徴が含まれる部分です。例えば、建物の入り口やランドマークなど。

3. 奥行きの演出:

描画において奥行き感を出すことが重要です。建物や景観が奥行きをもつように、近景と遠景を使って適切にバランスを取ります。

遠景には小さくても重要な要素を配置することで奥行き感を強調できます。

4. 線の導入:

描画において線の導入は奥行きを表現する手法の一つです。建物のラインや通路、植栽など、視線を適切に導くことで奥行きを感じさせます。

5. 建築物の配置:

描画する建築物や物体の配置によっても構図が左右されます。建物を中央に配置するか、左右に対称的に配置するか、アングルをつけて配置するか、それによって印象が異なります。

6. 環境要素の取り込み:

描画において環境要素も考慮します。周囲の植栽、街路、隣接する建物なども構図に取り入れ、全体のバランスを保ちます。


これらの要素を組み合わせ、描画の目的に応じて最適な構図を検討します。焦点や奥行き、要素の配置などが調和することで、手描きパースは迫力ある印象を与えることができます。


3. ラフスケッチ                             

ペンシルや軽いトーンを使って、建物や景色のラフなスケッチを描きます。この段階では細かなディテールよりも、基本的な形状や配置を確認することが目的です。途中で修正しやすいように、明確な線を使わずに軽く描くことがポイントです。


以下は仕上げの具体的な手順です。

1. 基本的な形状の捉え方:

ペンシルやトーンを用いて、建物や景色の基本的な形状をざっくりと描きます。この段階ではディテールにこだわるのではなく、建物の大まかな形や配置を把握することに焦点を当てます。

2. ペンシルの使い方:

軽いトーンやペンシルを使い、建物や物体の外形を描きます。明確な線ではなく、シンプルなラインで建物の輪郭や大まかな形をとらえます。簡単な形状のブロックで配置を確認します。

3. 途中修正のしやすさ:

ラフスケッチは修正しやすいように描かれます。何度も擦り直すことができ、細部に入る前に全体の雰囲気や配置を確認しながら描き進めます。

4. 構図の再確認:

ラフスケッチを通じて、先に検討した構図が適切かどうかを再確認します。建物の配置や視点に不明瞭な部分があれば、この段階で修正を加えます。

5. 光影の大まかな表現:

ペンシルを使って、建物や物体の光影を大まかに表現します。これにより、陰影や奥行き感がわかりやすくなり、後の工程においても方向性が把握しやすくなります。

6. 素早い表現:

ラフスケッチは素早く描けるよう心がけます。細かなディテールよりも、建物の大まかなフォルムや配置を迅速に捉えることが重要です。


このステップでは建物や景色の全体像を把握し、手描きパースの基本的な形状や配置を確定させます。手軽に修正できるので、構想を具現化するプロセスとして重要な段階です。


4. 線画の追加                             

ラフスケッチの上に、より詳細な線画を追加します。建物の外観や内部の要素、周囲の景観など、細部まで描写します。建物の線や形状、窓、扉、屋根のデザインなどがこの段階で具体化されます。

以下は仕上げの具体的な手順です。

1. ディテールの追加:

ラフスケッチの基本的な形状が決まったら、より詳細なディテールを加えます。建物の外観や内部構造、周辺の環境など、細部に至るまで描写します。窓やドア、装飾的な要素などを具体的に表現します。

2. 建物の輪郭の強調:

建物の輪郭を強調するために、濃いめの線を使います。建物の形状やデザインが際立つように、外部の線に重点を置きます。これにより、パース全体のバランスがとれた描画になります。

3. 環境の描写:

建物の周囲の環境や風景も描写します。樹木、道路、周辺の建物など、建物がどのようなコンテキストにあるかを示します。これによって、建物が存在する空間の広がりや雰囲気が伝わります。

4. テクスチャの表現:

建物の素材や質感を表現するために、テクスチャを追加します。レンガ、木材、ガラスなど、各部分の質感が視覚的に伝わるように仕上げます。


このステップでは、建物や景色のディテールを具体的に表現し、手描きパースの細部まで緻密に仕上げます。視聴者にとって理解しやすく、建築デザインの特徴が明確になるよう心がけます。


5. 影の追加(デッサン)                     

建物や物体がどの方向から光が当たるかを考慮して、影を描画します。影は奥行きを表現する重要な要素であり、立体感を強調します。影の長さや濃さは光の強さや方向によって変わるため、注意が必要です。

以下は仕上げの具体的な手順です。

1. 光源の方向と位置:

パースにおいて、建物や物体には架空の光源が存在します。まず、この光源の方向と位置を決定します。これによって影の落ちる方向が決まります。

2. 影の長さと位置:

光源の位置に対して建物や物体から伸びる影の長さを考慮します。遠い位置にあるものほど影は長く、近くのものは短くなります。影の位置も物体によって変わります。

3. 影の濃さ:

光が当たりにくい部分は影が濃く、光が当たりやすい部分は薄く描かれます。これによって、立体感が生まれ、視聴者に建物の形状や高低差が伝わります。

4. 周囲の影:

建物同士や周囲の物体によっても影が生じます。建物が他の物体によって日陰になる場合や、建物同士が影を作り出す場合など、周囲の影も描写します。

5. 柔らかい影と硬い影:

光の強さによって影の質感が変わります。強い光の下では影がくっきりとした硬い影になり、弱い光では柔らかい影になります。この違いも表現します。

6. 地面との接点:

影が地面にどのように接するかも描写します。地面における影の形状や角度は、建物や物体の高さや配置によって変化します。


影の追加によって、建物や物体が立体的に浮き上がり、パースに奥行きが生まれます。これによって、描かれた空間が現実的で臨場感のあるものになります。


6. 着色             


手書きパースを着色する際の留意点は、使用する材料によって異なります。以下に、マーカーペン、色鉛筆、水彩のそれぞれの注意点を示します。


マーカーペンを使用する場合:

用紙の選択: マーカーペンは透明性がありますので、適した用紙を選びましょう。特に、ブリーディングやしわが少ない滑らかな用紙が適しています。

ブレンディング技術の習得: 複数の色を使って立体感や陰影を表現する場合、ブレンディング技術が重要です。これにはマーカーペンの専用ブレンダーを使用するか、軽いトーンから濃いトーンへと段階的に重ねて描く方法があります。


色鉛筆を使用する場合:

用紙の質: 色鉛筆は細かいディテールを描くのに向いていますが、密度のある用紙を選ぶとより効果的です。

重ね塗り技術: 綺麗なトーンを得るには、色を何度も重ね塗りしていくことが必要です。軽い手つきで均等な色を出すように心掛けましょう。

消しゴムの利用: 色鉛筆は修正が難しいため、ミスを予防するために軽い線で下描きをし、必要ならば消しゴムを使用して修正を行います。


水彩を使用する場合:

専用用紙の使用: 水彩は水を含むため、専用の水彩用紙を使用することで色がより美しく広がります。

事前の下描き: 色の乗りが強いため、事前に軽い鉛筆や淡い水彩で下描きをしてから本格的な着色を始めましょう。

水の量調整: 薄い色調から濃い色調への移行やトーンの表現には、筆を使って水の量を調整することが重要です。


材料ごとの特性を理解し、慣れてくると自分なりの手法が見つかるでしょう。


7.手書きパース依頼                           

弊社では、建築やデザインプロジェクトにおいて、手書きパースの制作を得意としております。

手書きパースは、デジタルでは表現しにくいアーティスティックで温かみのある表現が可能であり、プロジェクトのビジョンをクリアに伝える手段として注目されています。


なぜ弊社をを選ぶべきか?弊社を選ぶ理由:


1. 専門的なスキルと経験: 当社のチームは建築デザインや手描きアートにおいて専門的なスキルと豊富な経験を有しています。クオリティの高い手書きパースの制作において、確かな技術とセンスを提供します。


2. カスタマイズされたサービス: 弊社はお客様のニーズに合わせて柔軟に対応します。デザインのスタイルや表現方法、修正の要望など、細かい部分までお客様の希望に添ったサービスを提供します。


3. スピーディーなプロセス: 手書きパースの制作プロセスは迅速で、修正が柔軟に行えます。お客様のフィードバックに基づいて素早く対応し、プロジェクトの進捗をサポートいたします。


4. アートとテクノロジーの融合: 弊社は伝統的な手描き技術と最新のテクノロジーを融合させ、美しさと効率性の両方を追求します。これにより、デジタルでは表現しきれないアートの要素を手書きパースに取り入れます。


5. クリエイティブなアプローチ: 弊社は単なる技術者だけでなく、アーティストとしてもクリエイティブなアプローチを持っています。プロジェクトに独自の視点やアイデンティティを与え、魅力的で個性的な手書きパースを制作します。


お客様のプロジェクトにおいて、弊社が提供する手書きパースは目を引き、感動を与えることでしょう。どうぞお気軽にご相談ください。








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