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おすすめBIMソフト5つを徹底比較!価格や特徴、体験版の有無も

更新日:6月1日

BIMソフト

BIMソフトには、それぞれ搭載されている機能が異なるため、どのソフトウェアを選ぶとよいかお悩みではないでしょうか。BIMソフトは特徴だけでなく費用も全く異なるため、性能や特徴、費用をいくつか比較して購入する必要があります。また、ソフトウェアによっては無料体験を行えず、購入してからでないと機能を試せない場合があります。そこで今回は、初心者の方でも扱いやすいおすすめのBIMソフトを5つ紹介します。価格や特徴もそれぞれ細かく紹介するため、商品の特徴や費用を知りたい方はぜひ確認してください。


目次

6.案内

 

1.BIM(ビム)ソフトとは

BIMソフトは、CADソフトに代わる新しいソフトウェアであり、CADでは行えない機能がBIMに搭載されています。これまでのCADソフトからBIMソフトへ切り替える方も増えるなど、近年注目されているソフトウェアです。BIMソフトとCADには、どのような違いがあるかを解説します。


CADとの違い

BIMとCADとの大きな違いは、修正の手間を省ける点です。CADを使用して3Dデータを修正する場合は、一つひとつの修正部分を手直しする必要があります。一方BIMの場合は、数値データで情報が管理されているため、数値入力で編集できるため簡単に修正できます。BIMを利用すると質の高いシミュレーションが可能であり、効率的に設計を行えます。また、CADで3Dモデルを作成する場合は2次元の図面が必要です。BIMの場合は、2次元の図面がなくても3Dモデルの作成を行えるメリットがあります。BIMは直感的作業で編集、作成できる特徴があります。


2.BIMソフトの主な機能

BIMソフトにはさまざまな機能が搭載されているため、状況に応じて必要なソフトを選択するのが望ましいです。BIMソフトの商品により機能性が異なりますが、ここでは一般的なBIMソフトウェアの機能について解説します。

コラボレーション

コラボレーション化にある環境では、保存や同期などを一元的に更新できます。ソフトウェアによっては、リアルタイムで情報を共有できる機能が搭載されており、コラボレーションが可能なソフトウェアがあります。大人数でプロジェクトを進める場合は、コラボレーション機能が搭載されているものを選ぶと効率的に作業を進められます。

視覚化

寸法記入やタグ付けを行い、設計を効果的に行う機能が搭載されています。注釈として使用する機能は、2Dや3Dでは視覚化に欠かせない機能のひとつです。また、BIMは直感的作業に優れているため、自由自在に描くことが可能です。視覚を考えたうえで設計を行う場合は、この機能は必要不可欠でしょう。

シーケンスステップ

BIMソフトウェアを使用すると、共同作業を行えるため効率的に設計を行えます。データセットなどの統合機能をスムーズに行える機能が搭載されています。

施工プロセスのアニメーション

BIMの機能は直感的な作業であり、施工プロセスのアニメーションを作成可能であるため、質の高い建築設計を行えます。CGアニメーションを作成するうえでは、品質の高い画像情報の利用が必要不可欠です。BIMを利用すると、有効性の高いアニメーションを作成できるでしょう。

ドキュメント保存、データ管理

テーブルを利用して、データを一括管理できます。それだけでなく、フィルターや並び替え機能が搭載されているものがあり、ドキュメントを整理して保存できるソフトウェアもあります。BIMソフトを選ぶ際は、CADとのデータ互換性を確認することが重要です。


3.BIMソフトの導入メリット

BIMソフトを導入すると便利な機能が数多くありますが、BIMソフトを導入するメリットはそれだけはありません。

BIMソフトのメリットは、コストを削減できる点です。BIMソフトの購入費用は必要ですが、BIMソフトを利用すると人員を削減できるため、コストパフォーマンスが上がります。BIMソフトを使用しない場合は、設計図を外注する必要があり高額な費用が必要です。質の高い設計図を低コストで作成するには、BIMソフトの導入が望ましいでしょう。二つ目のメリットは、BIMソフトを導入すると情報の共有化が円滑になる点です。BIMソフトの機能として、購入したユーザー同士でわからないことを質問し合える環境が整っているソフトウェアも多くあります。海外のBIMソフトでは日本の建築基準に適用していないこともあるため、すぐに質問できる環境があるのはメリットでしょう。三つ目のメリットは、容易に作業を進められるため効率性が上がる点です。BIMソフトを使用すると問題がある際は、すぐに修正できるため時間短縮にもつながります。CADではできない直感的操作が、BIMソフトウェアの魅力といえます。プレゼンテーションや管理、設計などを一括管理できるソフトウェアも存在します。一括管理できるソフトウェアを使用すると、ほかのソフトウェアを導入しなくて済むため、総合的に費用を安くおさえられる場合があります。


4.BIMソフトの代表的なソフト5つを比較

BIMソフトはさまざまありますが、なかでも人気のあるBIMソフトを5つ紹介します。それぞれの価格や特徴を比較して、ご自身のほしいBIMソフトをみつけましょう。

名称

価格

特徴

Revit

1か月:53,900円

1年間:427,900円

3年間:1,283,700円

施工から管理まで幅広い機能が搭載。建築分野以外の土木分野にも対応。

Vectorworks

Vectorworks 2024 スタンドアロン版

通常製品(永続ライセンス)393,800円~676,500円

Vectorworks サブスクリプション版

1年間 245,300円~306,350円

コストパフォーマンスがよい汎用性の高いBIMソフト。2次元や3次元、BMIなどをワンストップで作成可能。

ArchiCAD

ArchiCAD 27:1,299,100円

ArchiCAD 27 Solo:779,900円

プレゼンテーションが容易に作成可能。初心者でも扱いやすい。

GLOOBE

GLOOBE Architect 基本:650,000円

追加オプション:100,000円~

日本の建築基準に対応。高品質な3Dデータをすばやく作成できる。

Tekla Structures

サブスクリプション(1年間)897,000円

建築に必要な維持管理の情報が豊富。世界100ヵ国以上で導入実績あり。


 

Revit

Revit

Revitは日本だけでなく、世界的にも多くの方に愛用されているBIMソフトウェアです。管理や施工、設計などを一括管理できるため、ほかのソフトウェアを導入しなくて済みます。Revitは日本の大手会社も愛用しており、信頼度が高いソフトウェアといえます。建築の設計だけでなく、インフラや土木設計にも対応しているため汎用性があります。ほかのCADソフトウェアとの互換性も高く、初心者の方にも使用しやすいです。開発元は海外ですが、日本語にも対応しており扱いやすいと感じるでしょう。

名称

Revit

価格(税込み)

1か月:53,900円

1年間:427,900円

3年間:1,155,000円

無料版の有無

30日間無料体験あり

開発元

Autodesk, Inc.

日本法人

オートデスク株式会社

URL

 

Vectorworks

vectorworks

Vectorworksは建築設計だけでなく、インテリアやプロダクトデザインにも対応しています。毎年アップデートが行われるため、機能が最新のものに更新されています。時代の変化とともに拡張機能が追加され、扱いやすさは申し分ありません。扱いやすさだけでなく、価格の安さもVectorworksの魅力です。BIMソフトが高いと感じる方は、Vectorworksのコストパフォーマンスのよさに驚くでしょう。また、BIMだけでなく2CADや3CADなどの機能にも対応しているため、ほかのソフトウェアを購入しなくても問題ありません。プレゼンテーションもVectorworksで行えるため、充実した機能のソフトウェアといえます。

名称

Vectorworks

価格(税込み)

Vectorworks 2024 スタンドアロン版(永続ライセンス):393,800円~676,500円

Vectorworks サブスクリプション版(年間):245,300円~306,350円

無料版の有無

30日間無料体験あり

開発元

Vectorworks, Inc. (Nemetschek Group)

日本法人

エーアンドエー株式会社

URL


 

ArchiCAD

ArchiCAD

ArchiCADは知名度が高く、直感的な操作で設計できる特徴があります。日本だけでなく世界中で利用されており、人気の高いソフトウェアです。3Dモデル作成だけでなく、プレゼンテーションの作成も行えるため、ソフトウェア内で一括管理できるメリットもあります。初心者でも扱いやすい操作性であり、機能性が高いのがArchiCADの人気の秘訣です。多くのプロジェクト情報があるため、ほかのソフトウェアよりも扱いやすいと感じるでしょう。ArchiCADユーザー同士での情報共有も充実しており、使い方がわからない場合はすぐに相談できるのも魅力のひとつです。macOSとWindowsのどちらにも対応しています。

名称

ArchiCAD

価格(税込み)

ArchiCAD 27:1,299,100円

ArchiCAD 27 Solo:779,900円

無料版の有無

30日間無料体験あり

開発元

GRAPHISOFT SE

日本法人

グラフィソフトジャパン株式会社

URL

 

GLOOBE

GLOOBE

GLOOBEは、日本で開発されたソフトウェアです。日本で開発されたソフトウェアであるため、日本の建築に最適なシステムが多く導入されています。システムが優れているだけでなく、わからないことは日本語でサポートを受けられるメリットがあります。海外仕様のBIMソフトの場合、互換性がなくサポートなども日本語対応不可のソフトもあります。日本製のソフトを使用したい方にとくにおすすめです。GLOOBEの機能には、最新のレンダリング機能が搭載されており、スムーズに3Dデータを作成できます。日本の建築基準法に適した方法で設計図を作成したい方は、GLOOBEの利用がおすすめです。

名称

GLOOBE

価格(税込み)

GLOOBE Architect 基本:650,000円

追加オプション:100,000円~

無料版の有無

30日間無料体験あり

開発元

福井コンピュータアーキテクト株式会社

URL


 

Tekla Structures

Tekla Structures

Tekla Structuresは、世界で100ヵ国以上も導入されている実績がある人気のソフトウェアです。建築や設計などの豊富な情報量が魅力で、維持管理にかかせない情報が多いことから機能性に満足される方が多いです。

名称

Tekla Structures

価格(税込み)

サブスクリプション(年間):897,000円

無料版の有無

30日間無料体験あり

開発元

Tekla / Trimble Solutions Corporation

日本法人

株式会社トリンブル・ソリューションズ

URL


 

5.まとめ

今回は、おすすめBIMソフトの価格や特徴について解説しました。ソフトウェアにより使える機能が異なるため、事前にどのような作業ができるかを確認してから使用しましょう。また、ソフトウェアのなかには無料体験がない商品もあります。無料体験がないだけでなく、BIMソフトは海外製のものが多いため、日本語のサポート体制が整っていない場合があります。価格と機能を検討して、気に入ったBIMソフトを探しましょう。


6.格安BIMソフトのライセンス案内

弊社では、教育版のRevit、ArchiCAD、Vectorworksのライセンス申請を代理で行っております。

教育版ライセンスは、Vectorworksを除き、スタンダードライセンスと同等の機能を備えております。弊社を通じて、手頃な価格で教育版ライセンスを取得することが可能です。

コストを抑えながら、設計者の事業を力強くサポートいたします。



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